四則演算
プログラムの基本機能として、四則演算があります。
四則演算とは、要するに
- たし算
- ひき算
- かけ算
- わり算
の4つの演算のことを表します。
ココがポイント
プログラムでは四則演算を行うことができる!
C言語での四則演算
それではさっそく四則演算を行ってみましょう。
まずは四則演算を行う記号をご紹介します。
- +(たし算)
- -(ひき算)
- *(かけ算)
- /(わり算)
- %(わったあまり)
の記号を使います。
この記号をまとめて四則演算子と言ったりもします。
使い慣れないのかけ算が * なのと、「わったあまり」を求める記号があること、くらいだと思います。
それではプログラムを組んでいきましょう。
// 100 + 30 の計算結果を表示
int add;
add = 100 + 30;
printf( "%d\n", add );
// 100 - 30 の計算結果を表示
int sub;
sub = 100 - 30;
printf( "%d\n", sub );
// 100 * 30 の計算結果を表示
int mul;
mul = 100 * 30;
printf( "%d\n", mul );
// 100 / 30 の計算結果を表示
int div;
div = 100 / 30;
printf( "%d\n", div );
// 100 % 30 の計算結果を表示
int rem;
rem = 100 % 30;
printf( "%d\n", rem );
それぞれのプログラムを書いて、計算結果が正しく表示されることを確認しましょう。
= の記号は等しいではなく、代入であることを忘れないように注意してください。
わったあまりって何に使うの?という感じかもしれませんが、意外にもこれはさまざまな場所で活躍します。
後々詳しくは説明しますが、例えば 3 の倍数だけ処理したい時というのは、3でわったあまりが 0 の時。という考え方で求めることができます。
よく考えられていますよね。
ココがポイント
四則演算は + - * / % の記号を用いて計算する。
インクリメントとデクリメント
四則演算のついでに、インクリメントとデクリメントの紹介をしておきます。
- インクリメントとは 1をたすこと。
- デクリメントとは 1をひくこと。
を表します。
この処理はプログラムをする上で非常に高頻度で出てくるため、特別な名前がついているわけです。
また、C言語では、このインクリメントとデクリメントを行う特別な演算子があります。
それがこれです。
- ++ インクリメント演算子
- -- デクリメント演算子
次に実際にプログラムでの使い方をご説明します。
int x = 0; // 宣言と同時に代入することもできる。これを初期化という。
x++;
printf( "%d \n", x );
x--;
printf( "%d \n", x );
このように記述することで、1足したり引いたりすることができます。
今後かなりの頻度で出てきますので、ぜひ覚えておいてください。
ココがポイント
インクリメントは ++、デクリメントは -- で行う