まとめ
- 基礎的な C言語の機能だけを使って,シューティングゲームを作ってみる.
- 今回は連載にあたっての説明と環境構築をする.
ターゲット
本連載のターゲットは,
- プログラミングとやらでゲームを作ってみたい
- C言語とやらをひとまず勉強してみたけど次に何をすればよいかわからない
- ゲームは作りたいけど,Unity はなんとなく使いたくない.
という人向けとなっている.
プログラミング初心者向けとは言っても,
C言語の最低限の知識は必要になるので,
以下のようなサイトで真面目に2日間くらい勉強してもらえれば十分.
のちのち使うので,
C言語の現況にも Visual Studio を使い,
操作に慣れておくのがオススメ.
連載終了後に完成するゲーム
この連載終了後に完成するゲームを予め作って,
動画を撮影してみたのでまずは見てほしい.
いたってシンプルなシューティングゲームだが,
ゲームに必要な要素は最低限詰まっている.
ゲームの要素
- 描画
- キー入力
- 衝突判定
- 複数オブジェクトの同時並行に動作
- ゲームのクリア判定
- 自機に向かって飛ぶ弾の実装
- シーン管理
などなど.
これを,
いたって平易な C言語の機能と,
DXライブラリの基礎的な機能だけで
実現する.
本連載だけで完成するゲームはシンプルなものだが,
初心者にとっては勉強になる部分があるのではないかと思う.
使用するC言語の機能
できるだけ平易な C言語の機能で実現する.
使用する C 言語の機能は以下の通り.
- 変数
- 計算の基礎
- if文制御
- switch文制御
- for文制御
- 関数
- 引数と戻り値
- 1次元配列
- プリプロセッサ
以上だ.
こちらの入門サイトに該当の章があるので,
復習するのも良いと思う.
wisdom.sakura.ne.jp
話をややこしくする,
ポインタや構造体といったものは一切使わない.
世の C言語入門サイトでは,
何故かポインタを早い段階から説明したがる傾向にあるが,
初心者には意味がわからなくて当然である.
これを理解するのは中級者になってからで良い.
使用する DXライブラリの機能
使用する DXライブラリの機能も,最小限にとどめた.
- 四角形の描画
- キー入力のチェック
以上だ.
*1
プログラミング環境を用意する
連載初回の最後のステップとして,環境の構築までやってしまう.
必要なものは
- Windows PC
- VisualStudio
- DXライブラリ
の3つみ.
いずれも無料で手に入る.*2
Visual Studio とは,
マイクロソフトが開発している,
様々なプログラミング言語を扱える統合開発環境だ.
Visual Studio のダウンロードはこちら
DXライブラリとは,
ゲームを作る上で面倒な処理を
初心者にも扱いやすい形で提供してくれるパッケージだ.
これさえ使えば,
2D ゲームはもちろん 3D のゲームも作れてしまう.
DXライブラリのダウンロードはこちらだが,
DXライブラリのセットアップは
こちらの手順が簡単なので参考にしていただければと思う.
以上で開発環境は整った.
あとはゴリゴリプログラミングしていくだけである.
おわりに
環境セットアップでわからないことがあれば,
ツイッター宛に質問してもらえればと思う.
次回はこちら